2015.10.12 第9日目
ハルシュタット塩坑見学､ハルシュタット湖クルーズ､
ハルシュタット連泊｡
ハルシュタットは ザルツカンカーグト地方の中でも特に風光明媚で知られ､
先史時代から塩の採掘の長い歴史があり､ギリシャとの交易で栄えたところから､
ギリシャ語のハルス（＝塩の）の場所という意味で名づけられたといいます｡
町は 湖の岸ぎりぎりまで崖が迫っており､ホテルや土産物店のある西側は特に狭く､
大型バスも入れぬため 昨日も駐車場から15分ほど歩いたわけです｡
それだけに山と湖と教会などの建物が織りなす景色は素晴らしく 朝も早くから
部屋のベランダから､あるいはホテル湖岸の船着き場から写真を撮りまくりました｡
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朝食後8:40 ホテルを出発､徒歩で少し先のケ-ブルカー乗り場へ｡
9:15ケーブルカー発車 いよいよハルシュタット岩塩鉱の見学に向かいます｡
ケーブルカーは5分ほど登ります｡
ケーブル終点から 岩塩鉱まで15分ほど坂道を上ります｡
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9:35 ハルシュタット岩塩鉱事務所に到着｡
今日はここの クリスチーナ坑というのを見学します｡
この塩坑は1719年から採掘始めていたが､採算の取れる部分を掘りつくし､
いったん閉鎖されていたのを博物館的に再生､公開しているものです｡
我々はまず事務所で貸与される坑内用の上下に着替えます｡
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そしてガイド付きで10:00から入坑｡クリスチーナ坑自体は 坑道延長26kmに及ぶ
そうですが われわれが廻るのは そのうちの整備された一部のみとなります｡
（坑内は一年中8℃～10℃）
壁の岩塩など見ながらゆっくり歩いていくと やがて第一の滑り台に・・｡
ここは下深層部に行くのに滑り台を使っています｡
最初はおっかなビックリでしたが ガイドの説明をよく聞いて 一度滑ってしまうと意外
と楽で 面白くもありますね｡
様々な岩塩の展示を見ながら､含有ミネラル分によろ色の違い［鉄分が多いと赤み
を帯び､硫黄分だと黄色身を帯びる｡・・・etc.)の説明も受けました｡
しばらく進むと また第2の滑り台です｡今度は長さが64ｍ｡
ただし 今度は一度経験済なので 皆な喜んで乗っていました｡
ここでは ガイド側が 客の滑る姿を定点カメラで撮っており､後程事務所に帰った
時に販売しています｡
当方も購入しましたので 恥ずかしながら添付しておきましょう｡
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滑走の速度まで自動計測されて画面に打ち込んであるのがミソですね）
その後①地下塩湖の見学｡ ②ハルシュタット文明のビデオ ③2億5千万年前から
の岩塩層の形成過程説明ビデオ ④地下岩盤ホールでの光と音のショウ ⑤岩塩を
水に溶かして搬出する機械装置 ⑥1973年 3000年前の塩漬けになった坑夫の
死体や同時代の木の階段発見ビデオ 等々 岩塩採掘現場の（人形使用）展示､等々､
坑道の各所で展示説明があり､なかなか工夫されていて興味深く見学しました｡
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そして最後は跨り式のトロッコに乗って､11:15 坑外に戻ってきました｡
塩鉱事務所で 借りていた坑内衣を返却し､写真や土産物を買ったり・・｡
帰りは朝登って来た道をのんびり戻りましたが､ケーブルカーで下りる前にケーブル
駅の横に最近できたというスカイウｵーク（展望台）というのに寄ってみました｡
このころになると久しぶりに空が晴れてきて､ここからのハルシュタット湖と町の眺望
は結構でした｡
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その後､ケーブルカーでハルシュタットの町を見下ろしながら下りました｡ |
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ケーブルカー駅の近くのレストランBERGERIEDでハルシュタット名物の鱒のグリル
の昼食｡
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13:20ホテル帰着｡これにて本日のツアー予定は終了｡
後は夕食も含めて 各自自由行動となります｡
有志は14:00からホテル前の船着き場からハルシュタット湖の一周50分のクルーズ｡
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遊覧船から眺めるとハンググライダーも飛んでいました｡
岸辺の土地が狭いので うまく着地できる広場があるのかと心配になります｡
ハンググライダーの右写真 白い館は塩抗のオーナーの貴族のものだったそうです｡
15時 遊覧船 ホテル前に帰港｡
遊覧船から帰着して そのままハルシュタットカソリック教会の納骨堂に廻りました｡
ホテルのすぐ後崖なのですが 細い坂道で迷いやすいですね｡
ハルシュタットは土地が狭く墓地もほとんどないので､死十数年つと墓から掘り出し
骸骨を納骨堂に収めて 墓は交替で活用する習慣のようです｡
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このあと教会の内部を二つほど見て早めに部屋に帰り､ベランダで湖を眺めながら
うまい珈琲を啜ったり､例によってビールに和食を食べたり､・・・・。
当方に関する限りこのホテルの部屋が一番眺望もよく､ベランダはあるし､煙草も心
行くまで楽しまない手はありません｡
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